天下は一人の天下にあらず、天下の天下なり。
天下の利を同じくするものは天下を得、天下の利をほしいままにするものは天下を失う。
六韜です。
天下というものは決して君主一人のものではない。
あくまで天下は天下のもの、全人民のものである。
それを独占しようとする指導者は部下の信を失い、失敗する。
上に立つものは個人的な見地からではなく、できるだけ集団全体としての益を考えて行動しなければならない。
上に立つ者の心得ですね。
歴史を紐解いても人は権力を手にしてしまうと驕り高ぶり自滅していくパターンが多いです。
かと言って慎まし過ぎるのも考えもの。
その辺りの匙加減が難しいと感じます。
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